千葉県議会・県政記者クラブで記者会見

 

千葉県議会の県政記者クラブで6月11日午前、市川市議選での私の公認取消について、再聴取と再調査を求める記者会見をしました。

以下は会見全文です。

 

 

記者会見資料

 

2019年6月11

 

門田 直人

 

 

 

「暴力行為」に口封じの圧力

 

立憲の「公認取り消し」に正当性はあるか?

 

  私の長女への暴力隠す

 

      市川市議選で告示日直前

 

 市川市議会議員選挙(4月21日投開票)で、立憲民主党千葉県連合(代表・生方幸夫衆議院議員)が告示日前日の同13日、門田直人、吉野明広の両候補者に「立憲民主党の公認候補者として不適当な行為、言動及び対応があったことから両名の公認取消を決定した」と発表した。しかし発表では、吉野候補者がJR市川駅北口で、私の長女の「父へのため口はやめて下さい」の言葉に激怒し、「おまえ、喧嘩売ってんのかよ」などと恫喝しながら追いかけ回し、殴打した暴行行為には言及しておらず、私を含めた公認取消には甚だしい事実誤認がある。党県連合は厳格に事実関係を再聴取・再調査し、私に対する謝罪と処分取り消しを求める。

 

 

 

暴力行為は同5日午前8時20分ごろ、千葉県議選中の守屋貴子県議候補の応援活動中に発生した。吉野候補者から暴行を受けたのは私の長女。党員でもなく立憲パートナーズ会員でもない一市民のボランティアだ。その現場を目撃した私は吉野候補者に「落ち着いたほうがいい」と話し、吉野候補者の暴行行為に対して長女の盾となり、暴力を抑止させようと努力しただけで、暴力行為には関与しなかった。

 

 

 

しかし、生方県連代表から同1213時すぎ、「被害届を出したら、公認を取り消す」との恫喝と思える電話があった。翌13日には再び電話で「けんか両成敗。門田さんは関与しなかったが…。吉野候補者は公認取り消しになる。門田さんも公認を辞退してくれ」との要請があった。私は「辞退する理由がないので辞退しません」と拒否(注1・録音データあり)。翌13日、私への連絡や通知文書もないまま公認取消処分文書が市川市選管に通知された。

 

 

 

暴行された長女によると、長女は暴力行為に恐怖を感じ、その後、私に対する公認取り消しなどにより、体調の不調を感じて選挙後に病院で受診したところ、5月16日、急性ストレス障害と診断された。6月6日には心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された(両診断書あり)。刑事や医師によると、傷害事件に発展する可能性大という。

 

 

 

生方県連代表の4月11日から13日にかけた公認取消に関する動きは異常だ。告示日2日前の12日、私の自宅に電話し、「被害届を出せば公認は取り消す」との恫喝があった。13日には私に公認取り消しを告げた。その直後、私が岡島一正県連幹事長に電話したところ、岡島氏は「県連幹事会で(門田は吉野氏と)2度いさかいがあったとの報告があった。生方さんからの調書で党本部は判断し、公認取消が決まった」と話した(注2・録音データあり)。このような非難に値するトラブルはまったくない。

 

 

 

 さらに、市川市議選期間中(4月1420日)の生方氏側の動きも許容できない。私の陣営には生方氏側から誰の支援もなかったにも関らず、暴力行為をした吉野氏の陣営にはM秘書がポスターに関する作業で支援(映像証拠あり[4])。また生方氏に近いT松戸市議も吉野陣営に出入りし、支援していたようだ。生方事務所は暴力行為をした吉野陣営には肩入れし、生方代表が「門田さんは関与しなかった」と発言しているにも関わらず、公認取消となった門田陣営には何の支援もなかったことは理解に苦しむ行動である。生方事務所の極めて恣意的な対応が浮き彫りになっている。

 

 

 

県連役員によれば、「公認取消は立憲への風評被害を防ぐためだった」というが、一政党の風評被害への懸念により、何の責めの無い候補者が公認取消になったのは断じて許容できない。

 

 

 5月11日には、支援者有志が内容証明付き、配達証明付きの「門田直人氏の名誉回復等を求める請願」を(1)立憲民主党本部・福山哲郎幹事長(2)千葉県連(3)宮川伸県連副代表あてに送付した。しかし、福山幹事長は、参議院議員会館の福山事務所秘書に電話したにも関わらず、受け取らず返送されてきた(返送文書あり)。千葉県連と宮川副代表からは、5月末日が回答期限だったにも関らず、6月11日現在、回答はなく不誠実極まりない対応だ。

 

 

 

立憲のキャッチフレーズ「まっとうな政治」「ガラス張りの政治」「ボトムアップの民主主義」について話したい。

 

 

 

今回の件は、そのいずれのキャッチフレーズにも反する。週刊新潮5月16日号によると、生方代表は公認取消について「圧力なんかかけていません。公認取消権は党本部にあり、県連にはありませんので」という一方、取り消したと名指しされた福山幹事長は「両者が適切な対応を取らなかったことを理由に千葉県連合として常任幹事会で公認取消をしたものと承知しております」とコメント。責任のなすり合いで、まったく「まっとうな政治」「ガラス張りの政治」とは思えない。

 

 

 

生方県連代表は私を含む市川市議選候補者3人に聴取して県連幹事会に報告し、党本部に報告後、私の公認を取り消したそうだが、その報告は事実誤認かつ一方的な思い込みに基づく判断としか考えられない。岡島幹事長が話していた生方代表の県連幹事会での報告内容を明らかにしてほしい。候補者本人からの聴取は全く不十分な上に、県連役員らによれば立憲県議や市議らに対して「門田とは連絡を取り合うな」と連絡しており、「ボトムアップの民主主義」とは名ばかりだ。                   

 

                                    


 

(注1)生方県連代表と門田の電話録音(4月131430分頃)。記者会見後、YOUTUBEに公開。

URL:https://youtu.be/6x-JGkfXn1I

(注2)岡島県連幹事長と門田の電話録音(4月131440分頃)。記者会見後、YOUTUBEに公開。

 URL:https://youtu.be/z-c0S-29aKA