名誉回復等を求める請願

 

   門田直人氏の名誉回復等を求める請願

 

                                                                                                  令和1年5月10日

 

 

                              門田直人氏支援者有志

                              代表・岸本弥太郎

 第1 請願の趣旨

 

1 貴党が門田直人氏に対する市川市議会議員選挙の公認の取消をしたことについて、貴党が取消の理由として認定された具体的事実関係を明らかにしてください。

 

2 門田直人氏が立憲民主党に所属する政治家として、立憲民主党ののぼりなど利用して活動を再開することができるようにしてください。

 

3 平成31年4月12日頃、生方幸夫衆議院議員が門田直人氏に対して、同月5日のトラブルに関して門田氏の長女A氏が被害届を出したならば、門田直人氏に対する立憲民主党による市川市議会議員選挙候補者としての公認が取り消されることになるという発言を行ったか否かについて、貴連合としての事実確認を行ってください。

 

 第2 請願の理由等

 

1 門田直人氏について

 

 門田直人氏は平成30年8月末に東京新聞(中日新聞東京本社)を退職し、以降、立憲民主党に属する政治家(立憲パートナーズ)として政治活動を行ってきました。

 

 平成30年10月28日には、全日警ホール(千葉県市川市)に望月衣塑子氏ら著名人を招いた憲法学習会「スペシャル憲法カフェ」を主宰し、生方幸夫県連代表や守屋貴子県議ら政治家をお招きし、100人以上の観客を集める等して、立憲民主党の党是にある草の根民主主義を広げる顕著な実績を積み上げてきました。

 

 同氏は、平成31年4月14日告示にかかる市川市議会議員選挙に立憲民主党の公認候補者として立候補することに向けて長期間、多額の資金を投入し準備活動を行ってきました。

 

2 門田氏の長女A氏について

 

 門田直人氏の御長女であり、直人氏の政治活動を支援していた者であります。

 

3 平成31年4月5日の事件(請願人代表者が長女A氏から聞き取った内容。3、4では「です・ます調」省略します)

 

(1) 同日、門田直人氏、及び、長女A氏は、立憲民主党の千葉県議会議員選挙候補者であった守屋貴子氏の街頭活動を支援するため、同日早朝からJR市川駅北口駅頭にて、のぼり旗の設置、チラシの配布等を行っていた。その活動には、両氏の他に、門田直人氏と同じく市川市議会議員選挙予定候補者であった中町圭氏(トップ当選)、吉野あきひろ氏(落選)らが参加していた。

 

(2) 守屋氏のマイクを使った演説が終了した午前8時20分頃、吉野氏が門田直人氏に対して年上の者に対する礼儀を欠いた言葉の用い方での発言をしたことに対して、長女A氏が

 

「(私にはタメ口でいいので)父にはタメ口は止めていただけませんか」

 

とたしなめるということがあった。

 

 これを受けて吉野氏の表情はみるみる怒気をはらみ、長女A氏に対して語気鋭く、

 

「はあ?なにそれ?」

 

等と言い向けた。

 

長女A氏は恐怖を感じ、

 

「あの、ため口、やめて」

 

などと吐露するのが精一杯で、その場を逃れようと街頭活動の撤収作業に戻ろうとした。

 

 ところが、吉野氏は長女A氏につきまとい、怒気を含む表情のまま、

 

「おまえ、なんなんだよ?」

 

「オレにタメ口聞いてんじゃねえよ。」

 

「ケンカ売ってんのか」

 

等と長女A氏を激しく恫喝し続けた。

 

(3) 駅頭活動の撤収作業が全て完了しても吉野氏のつきまとい、恫喝は続き、耐えがたい恐怖を覚えた長女A氏は、JR市川駅北口駅頭の公衆電話設置場所付近で打合せをしていた父である門田直人氏と中町圭氏の間に割って入り、吉野氏から逃れようとした。

 

 しかし、それでも吉野氏の追及は続き、

 

「おまえより年上なんだぞ。」

 

等と、恫喝を続けた。これに長女A氏が

 

「そんなこと言ったら、父は(吉野氏より)何十歳も年上じゃないですか。」

 

と反論したところ、吉野氏は

 

「ふざけんなよ。生意気なんだよ。」

 

と言い向けた上、長女A氏のみぞおちの部分を右手拳で一回、強く殴打した。

 

 長女A氏は

 

「なにをするのよ」

 

とうめきながら、自身のどちらかの足をあげて吉野氏を蹴る気勢を示して同氏を遠ざけようとした。これに対して吉野氏はさらに激情して、その左足をあげて長女A氏を蹴ろうとした。長女A氏はこれを左手に持っていたバッグで防いだ。

 

 この際の衝撃でバッグの中に入っていた手鏡が割れており、吉野氏の長女A氏に対する攻撃が相当強度であったことうかがわれる。

 

(4) 門田直人氏はこの状況を見て、長女A氏と吉野氏の間に自身の身体を入れるようにして長女A氏をかばいながら、吉野氏に

 

「落ち着いた方が。」

 

等と呼びかけた。

 

 中町圭氏も、両手を優しく吉野氏に向ける仕草をしながら

 

「おちついてください。」

 

等と、吉野氏をなだめた。

 

(5) この状況に気付いたどなたかが憂慮して同駅の駅前交番の警察官に知らせてくださったと思われ、間もなく警察官が4、5人、臨場した。

 

 長女A氏は交番の中で警察官に事情を話した。聞き取りには1時間程度を要した。その際、事情を聞いてくれた警察官は、長女A氏に対して、暴行罪としての被害届を出すかどうか質問した。長女A氏は、長女A氏が被害届を出した場合には、進行中であった統一地方選挙の候補者や候補予定者にどのような迷惑をかけてしまうのかを思い、被害届の提出の是非を決められず、泣き出してしまった。これをみた警察官は

 

「今日出さなくてもよいが、できるだけ急いで決めて欲しい。」

 

と説明し、聞き取りは終わった。

 

 他方、吉野氏、中町圭氏もそれぞれに警察官から事情を聞かれた模様であるが、その詳細は知らない。また、門田直人氏は暴行行為をしておらず、警察官からの事情聴取は受けなかった。

 

(6) 上記の事件について、長女A氏は平成31年4月11日に市川警察署で暴行罪の被害届を提出した。現在、捜査進行中と聞いている。

 

4 門田直人の公認取消に至る経緯(有志代表者が門田直人氏から聞き取った内容)

 

(1) 前項の事件後、貴党は吉野氏、中町圭氏を含む関係者から事情聴取を行ったと推測しているところであるが、門田直人氏自身に対する事情聴取がされたのは、同月11日に貴党千葉県連合代表の生方幸夫氏からの呼び出しを受けて同氏の事務所(千葉県松戸市)に赴いてされたときのみである。

 

 門田氏としては、前項に記載した長女A氏の説明とほぼ同内容の説明をした。

 

 12日夜、生方幸夫氏から門田直人氏に電話があった。その通話の中で生方氏は、

 

「娘(長女A氏)が被害届を出したら(門田氏の)公認は取消しになる。」

 

と発言した。

 

(2) その翌日、生方幸夫氏から門田直人氏への電話連絡があり、その中で生方幸夫氏は、

 

「吉野の公認は取り消した。」

 

「(門田氏は)公認を辞退してくれ。」

 

と述べた。

 

 門田氏は1時間ほど考えさせて欲しいとして、一旦電話を切った。

 

 その後、門田氏から生方氏に電話をかけ直した際、門田氏は公認を辞退しなければならない理由を質問した。生方氏からは、「ケンカ両成敗。門田さんは直接関与したわけではないが」と説明された。門田氏としては、理由に納得できないとして通話を終えた。

 

(3) 4月13日、市川市議会議員選挙の告示日の前日に至って、門田氏に対して、生方氏より立憲民主党の公認の取消が告知された。公認の取消と併せて党員資格も停止された。

 

 門田氏としては、告示日の前日に上記を告知され、選挙用ポスター等から立憲民主党の表記を削除する作業に追われることとなり、選挙期間中の活動に大きな制約を受けることになった。

 

5 請願の趣旨に対する説明

 

(1) 請願の趣旨「1」について

 

立憲民主党千葉県連合は、平成30年4月13日に、同連合代表生方幸夫名義で「立憲民主党市川市議会議員候補者吉野明広及び門田直人については、立憲民主党の公認候補者として不適当な行為、言動及び対応があった。このことから、本日、立憲民主党は両名の公認取消を決定した。」との発表を行った。

 

 まず、上記公表された説明内容に留まるのでは、吉野氏と門田氏の両名が等しく「不適当な行為、言動及び対応」をしたと受け取られるのであって、吉野氏が長女A氏に対する暴力行為を行ったという事件の核心が明らかにされない。その結果、門田氏自身は暴力行為を行っていないのにも関わらず、発表のみを見た支援者等からは門田氏自身も暴力行為に関与したとの誤解を与えている。貴党として公認取消をされる以上は当然に事実関係についての調査をされたはずであり、貴党が調査を通じて認定された具体的事実を公表して門田氏の名誉を回復されるよう求めます。

 

 さらに、生方氏の発言から推測して、貴党が門田氏に対する公認を取り消したのは、吉野氏と長女A氏の事件を門田氏が積極的に止めようとしなかったという事実認定を前提に、貴党に対する風評被害を適切に収束させるためだったと思われます。しかし、その事実認定と評価には重大な誤りがある。門田氏は吉野氏から暴行を受けた長女A氏をかばっているのであり、自身の長女が男性から激しい暴行を受けているのを目撃した父親の対応として極めて当然の対応をしています。事件そのものは吉野氏が惹起したものであり、その発生自体について門田直人氏に責任はない。貴党において必要ならば再調査を行った上、公認取消の合理的な理由について、十分な説明をしていただきたい。

 

 そして、私たち門田直人の支援者は、同氏の政治活動を応援することを通じて、少なくとも間接的に立憲民主党の活動を支援してきたわけであります。それにも関わらず、具体的な事実関係に触れず「不適当」という評価のみを記載した発表で事態についての説明を終えるというのは、党の活動を応援し支えてきた門田直人の支援者に対する説明として足りなく思います。支援者の納得の得られる説明を求めます。

 

(2) 請願の趣旨「2」について

 

 門田直人氏に対しては、公認の取消だけではなく立憲民主党の党籍を停止する旨が告知されています。そのため、同氏は現在、立憲民主党に所属する政治家としての活動をすることが制約されています。

 

 平成31年4月5日のトラブルの核心が吉野氏の長女A氏に対する恫喝、暴行にあるということからすれば、門田氏に対する上記制限を継続することは合理性を欠きます。

 

 前項の処分理由の公表により速やかに門田氏の名誉回復した上、早期に門田氏が貴党に所属する政治家としての活動を再開することができるように処されるべきであると考えます。

 

(3) 請願の趣旨「3」について

 

 生方幸夫氏が長女A氏の被害届提出を抑止する発言を行ったこと(第2・4(1))が事実であるならば、深刻な問題であります。

 

 被害届を提出して、捜査機関による適切な事実の調査と加害者に対する処罰を求めることは、犯罪の被害者である長女A氏の重要な権利です。生方氏の発言が事実であるならば、その権利行使を父親に対する公認取消の示唆により抑止しようとしたことになります。この対応は犯罪加害者が処罰を免れることを促す結果にも繋がりかねないと思います。

 

 さらに、公認の取消は長女A氏が被害届を提出するかどうかにより左右される問題ではありません。生方氏の発言が事実なら、あたかも自身が公認の取消を左右できるかのように門田氏を欺き、門田氏の困惑に乗じて被害届の提出を抑止しようとするものなのであって、その点でも不当です。

 

 貴党において生方氏が上記発言をしたかどうかを調査されるよう求めます。5月末日までにご回答をお願い申し上げます。

 

(注)原本では、門田直人氏の長女は実名ですが、病状悪化でプライバシー保護のため、「長女A氏」としました。